手漕ぎボート

わたしの人生がひとつの航海だとして、
自分の舟に乗って先の見えないどこかまで
必死に漕いでいるところだとして、
右も左もわからずに右にも左にも行ける場所で
正しいかどうか不安になる航路を進んでいるとして、

それでも時間が過ぎて、以前より少し進んだところに浮かんでいると思えるのは、
漕いだ自分のおかげじゃなく、行きたい方向に風が吹いてくれたおかげなんだろう。


しかし逆風も絶えず吹く。


家に花があるというのは、とても良い!
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